知的障碍児(者)と言っても知人やご自分の周りにそういう人が全くいないという場合は、「そもそも知的障碍って何なの?」って言う方がいらっしゃるかも知れませんね。
一般的には、知的・精神的な発達の遅滞があり、日常生活の上で頭脳を使う行動に支障があることを指します。
そしてその症状が発達期 (おおむね18歳未満) において生じ、その遅滞が明らかで且つその遅滞により適応行動が困難である者を知的障碍児(者)と呼称しています。
ですから、通常、事故の後遺症や痴呆などといった発達期以降に生じた知能の低下に関しては、知的障碍としては扱いません。
また、言葉の遅れがある場合が多く、複雑なルールを理解することが困難なため、他人とのコミュニケーションや交流が上手くいかないケースが多いです。
ただ、知的障碍と一言で言っても、様々な症状や合併症があり、それはその人それぞれ千差万別なため、一概に述べられるものではありません。
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